Monday, November 12, 2012

もう一つの「A WILL」 #5.スーパーヒーロー ft.Hiro-a-key

Tokyo : 曇り時々雨



1st Album「A WILL
#5.スーパーヒーロー ft.Hiro-a-key
Lyrics : JIRO-K、Hiro-a-Key
Track : RUMCHOP

アルバムは最初13曲で構成されてたんだ。

曲順も決めてあったよ。ほぼ全ての作業が
終わってから、アルバムのリリースに向けてとある
先輩にデモを聴いてもらってアドバイスを受けたんだ。

「シンガーを入れた曲を一曲足しなよ。」

やっぱりか、と思ったよやっぱり。
 13曲の中の客演にはシンガーはいなかったんだ。

あえて入れてなかった訳じゃないけどあえて
入れないようにしていた訳でもなかった。

早くリリースしたかったけどじっくり考えてみて
新たに一曲シンガーを招いて作ることにした。

渋い曲にしたかったんだよね。
ジャジーな曲はどうか、とか色々話ながら
イメージをどんどん沸かせていったんだ。

シンガーの人選は全く迷いはなかったよ。
作るならこの人だって決めていた。

MIX CD「JIRRO MAN IN DA BUILDING!」に
収録されている「Good Life」って曲で絡んだ
ことのあるHiro-a-keyだ。

あの曲を作った時の感動は今でも忘れないよ。
ソウルフルでパワーのある歌声だった。

その曲でラップとトラックを作ったKoogi a.k.a
Rumchop、奴にトラックは頼もうと思った。
トラックの方も人選は全く迷わなかったね。

何を歌おうか。それは迷ったね。
ラブソングを書こうとは思わなかったけど。

考えてるうちに俺はアルバムを作って何に
りたいんだ? って思い出してね。その後は、
その後は...って。 で、最終的に思ったのが
「スーパーヒーローになりたい!」 という
なんとも壮大な話になったんだよね。

過去の曲でも「This way - Koogi ft.Jiro-K、烏龍」や
 「Mr.Incledible ft.Koogi」なんかで度々自分が
ヒーローになったようなリリックを書いてたんだ。

あー、俺は昔からヒーローになりたかったんだ!
って改めてと言うか初めて気がついたんだ。
と言っても世界を守るとか非現実的なもんじゃなくてね。

自分の身近な家族や仲間のヒーローになりたいんだ。
だったらそれを曲にしようということで
「スーパーヒーロー」の曲にした。

昔からヒーローもののテレビや漫画が大好きでね、
自分が境地の時はいつも自分が漫画やテレビに
出てくる ヒーローになった気持ちでいたよ。

そういう過去の自分の気持ちを心の中のファイルから
探し出してその時々の自分になってリリックに起こしたんだ。

バースを書き終えてプリプロを録ってからhiro君に
投げてフックを作ってもらったんだ。

実は最初に書いたリリックはhiro君に聴かせたけど
ボツになって丸々書き直したんだ。

「見えるもの全てが真実と思うなよ」

  Hiro君のフックのこのラインは大のお気に入りだよ。
俺の中のスーパーヒーローの一人さ。

アルバムの中で最後の最後にできた一番
フレッシュな 曲だったからね、アルバム発売前の
先行配信曲にしたんだ。

バナーとポスター、フライヤーは中学時代からの仲間、
画家の杉山振一朗にお願いしてアメコミ風の漫画を
描いてもらってね。

こういった形で古い仲間とコラボができたことは
最高に楽しかったね。15、16年前からこんなことを
一緒にやりたいっていつも話してたからね。
夢が一つ叶ったんだ。

俺の中のスーパーヒーロー、hiro-a-key、Rumchop、
杉山振一朗、そんな奴らに助けてもらって完成した曲。

 そんな五曲目、「スーパーヒーロー ft.Hiro-a-key」

もう一つの「A WILL」#6へ続く。


No comments:

Post a Comment